
昨年のベスト本になります。
手相と同じ土俵の物として「観相」(顔を観る占い)も考えています。
この本の作者は江戸時代の有名な観相師、水野南北の占いの訳書です。
占いの本なのに、観相についての記述はほとんどありません。
一言で言うと
運を良くするには食をつつしめ、です。
伊勢神宮にまつられているのも五穀豊穣の神様だという事は
五穀が金銀どんな財宝よりも大切な物であって、
大食はどんな罪よりも重い。というのです。
南北は悪相で、後一年の命と言われ
その一年間白米を食べずに、食を慎んだ結果
命を長らえたという出来事があったそうなのです。
その後、お正月の餅であっても白米は
口にしなかったそうです。
食いしん坊で美食というより、沢山量を食べたい私が
一番怖かったのは
人間生まれた時に一生に食べられる量は決まっている
それを食べ尽くしてしまっても寿命がまだあれば
その間は物も食べられない状態になってします。という
記述です。
きっと病気などをして、死ぬまでの時間は
食べられずに、点滴をして過ごしたりするように
なるのでしょうか・・・恐ろしい。
この本を読むと、自然に謙虚な気持ちになれます。
まだまだ腹9分目を目指している状態ですが、
食の量を意識しだしたら、何だか運も向いて来たみたいなんです。
これを言うと笑われるかもしれないけど、
電車がスムーズに来たり、
信号がが青で待つ事が少なくなったり、
良いですよ。
運を変えたいと思っている人にも
食に興味がある人にもお薦めの人生のバイブル的な本です。